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当院のドライアイ治療

ドライアイ専門外来

眼科ドック

涙がでるのにドライアイ?ドライアイとは

涙には、眼の表面に広がって崩れない性質がありますが、何らかの原因により、その性質が失われ、崩れやすくなり、目の不快感や見えにくさを生じる病気がドライアイです。
私たちを取り巻く環境には、コンタクトレンズ装用や長時間のコンピューター作業など、ドライアイを悪化させるものがたくさんあります。
治療方針の決定には、ドライアイの原因を確認することが必要不可欠です。 点眼治療を継続しているのにドライアイの症状が改善しないという方は、まず原因と治療法を見直す必要があります。

ドライアイタイプ別原因にあわせた治療の選択

最先端のドライアイ検査機器『idra』を使用して原因を究明、ドライアイタイプを特定し、適した治療方針を選択します。治療前後の眼の状態を比較し評価することもできます。

ドライアイのタイプ「水分が足りないタイプ」と「油分(あぶら)が足りないタイプ」

大きく『水が足りないタイプ』『脂が足りないタイプ』の2つに分けられます。
ドライアイ全体の8割程度が『脂が足りないタイプ』と言われています。

脂が足りないタイプの原因マイボーム腺機能不全

涙は99%の水分と1%の脂分からなっています。水分が蒸発しないために表面に油の層がのっています。油層が不安定になると、涙が蒸発しやすくなります。 その油を分泌しているのがマイボーム腺です。
マイボーム腺の出口が詰まった状態をマイボーム腺機能不全といいます。
当院では、マイボグラフィー撮影にてマイボーム腺の形を観察し診断します。

涙の構造
ドライアイ・正常な涙と不安定な涙
マイボーム腺
ドライアイとマイボーム腺開口部

マイボーム腺の出口が詰まったりすると、油が出にくくなり、目の乾き、かゆみ、かすみ、炎症などが起こりやすくなります。これをマイボーム腺機能不全(MGD)といいます。

ドライアイ診断の流れ

問診ドライアイ問診票(SPEED)による問診。
測定
  • ドライアイ検査機器による涙の安定性の測定(ドライアイかどうかの診断)
  • 涙液の水分量の測定(水が足りないか脂が足りないかを調べる検査)
  • マイボグラフィー撮影(マイボーム腺の形の観察)
当院のドライアイ検査機器『idra(アイドラ)』
アイドラ

ドライアイに関わる各検査を一台でこなすことができる最先端の複合機。

診察検査結果にてドライアイの分類を明確し、的確な治療方針を選択します。
ホームケア説明当院での治療に加えて、ご自宅でまぶたを温める温罨法、まぶたの洗浄で清潔に保つ眼瞼清拭を行うことを推奨しています。ホームケアの内容、実施方法を詳しくご説明します。

目が乾く、しょぼしょぼする…そんな症状が続く方へ、自己判断せず、早めにご相談ください。正確な検査と治療で、つらいドライアイを改善しましょう。